自己破産したら連帯保証人はどうなるの?早く楽になりたい方へ
資金繰りが上手くいかず自己破産を考えているのだけど、連帯保証人になってくれた親や友人に申し訳ない気持ちがあって、なかなか自己破産に踏み切れないと思っていませんか?
義理とか友情とか様々な感情があって決断が下せないのだと思いますが、自己破産をすることがあなたにとって最も楽になる方法ですし、それを行使する権利を持っています。
ですが、自分の借金を肩代わりしてくれた方はどうなるんだろう?という事について知りたいのでしたら、私がお話しようと思います。
私の父は、知人の連帯保証人になったことで573万円を肩代わりすることとなりました。
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父は友人が融資を受けた600万円のうちの573万円をすべて返済した後、他界してしまいました。
もしも、父が生きている間に借金を返済できなかった場合、私がそれを相続することとなっていました。
この立場にあった私から、あなたにお伝えしたい事は『人と人とに縁があるように、人とお金にも縁がある』ということです。
つまり、私の父は、借金を背負うという縁があってそうなったわけでして、もしも父が借金を返済しきれず、私がそれを相続することとなれば、私と借金は縁があったということになります。
私はそのように考えています。そして、父に連帯保証人になって欲しいとお願いをした友人に対して、恨みとかそういう感情はありません。
その証拠に、父の死後5年ほどが過ぎてから債務整理受任の通知と債権調査票が法律事務所から届きましたが、その法律事務所に債権調査票は郵送しませんでした。
ですから、連帯保証人になってくれた親や兄弟、友人に申し訳ないという気持ちになる必要は無いと思います。
そもそも、連帯保証人になって欲しいとお願いされた時点で断るのが普通ですし、それを引き受けたのならその責任を全うするのが当たり前でしょう。
ですが、それでもあえてお願いしたい事は『資金調達できる可能性がわずかでもあるならそれを実行してください』ということです。
自己破産をすると決めたらすぐにでも手続きできます。
しかし、少しでも借金を返せる当て、返せる可能性があるのなら、足掻いて足掻いて最後まで足掻いて欲しいのです。
そうでないと、連帯保証人となって借金を肩代わりする側としては、いったい誰のために連帯保証人になったのかと残念な気持ちになると思うのです。
私自身、父が生前に全ての借金を返済していなかったら、それを私が相続し、返済しなくてはならなかったので、やれることはやって欲しいなと思うのです。
ですが、もう本当にどうにもならないというような状況にまで追い詰められれば『逃げる』という選択肢を取って良いと思うのです。
なぜ私がそういうのかというと、自分自身を大切にして欲しいという気持ちがあるからです。そして、人と人とに縁があるように、人とお金にも縁があるからと思っているからです。
あなたが背負っている借金を連帯保証人になってくれた親御さん、兄弟、友人に背負ってもらえば良いのです。
それでも申し訳ないという気持ちがあるのなら、自己破産の手続きを終えた後、精一杯自分の人生を歩むことで返していけばよいと思います。
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